「在職中でもハローワークって使えるの?」「失業していないとダメなんじゃ…?」
そんな不安をお持ちの方、ご安心ください。在職中でもハローワークは利用可能です。
求職登録、職業相談、求人検索など、多くのサービスが無料で使えます。
今回は、転職希望者が在職中にハローワークを上手く活用する方法をわかりやすく解説します。
ハローワークの基本情報と在職中の利用について
ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する公的な就職支援機関です。
「失業者のための場所」というイメージが強いかもしれませんが、実は在職中の方も問題なく利用できます。
在職中でもできること
- 求職登録(オンライン可)
- 職業相談(対面・オンライン)
- 求人情報の閲覧・応募
- 求人に関する詳細な情報提供
- 面接日の調整や応募書類の相談
なお、在職中の方は失業給付(雇用保険の失業手当)などの手続きは対象外となりますが、それ以外のサービスは利用可能です。
在職中にハローワークを使うメリット
✅ 利用料は完全無料!
ハローワークのサービスはすべて無料。転職活動にお金をかけたくない方にとっては心強い存在です。
✅ 地元の企業や中小事業者の求人に出会える
ハローワークには、大手転職サイトでは取り扱っていない地域密着型の求人情報が多数掲載されています。
地元で働きたい方、小規模な会社でじっくり働きたい方にぴったりです。
✅ 気になる求人の詳細を代わりに確認してくれる
「この求人、年齢制限あるのかな?」「職場の男女比は?」など、気になる点があれば、窓口の職員が企業に直接問い合わせてくれることもあります。
筆者自身も過去に、相談窓口で担当者が企業に連絡してくれた経験がありました。自分では聞きづらいことも、第三者の立場から確認してもらえるのは安心です。
✅ 医療・介護・エンジニアなど人手不足分野の求人も豊富
人手不足が深刻な業界では、ハローワークと連携して積極的に求人を出している企業も多くあります。
キャリアチェンジを検討している方にとって、新しい業界との出会いがあるかもしれません。
ハローワークの利用手順とおすすめの活用方法
STEP1:まずは求職登録(オンラインもOK)
ハローワークインターネットサービスからオンラインで休職登録が可能です。
※ハローワークインターネットサービス(https://www.hellowork.mhlw.go.jp)
登録後は、求人検索・職業相談がスムーズに行えます。
STEP2:職業相談窓口を活用する
在職中であることを伝えると、あなたのスケジュールに配慮した提案をしてくれます。
基本は予約なしで相談可能です。
一部の曜日や時間帯、オンライン相談などの場合は予約が必要な場合もありますが、予約を上手く活用すれば、限られた時間でも効率的に相談することができます。
STEP3:希望条件を整理しておく
「通勤時間はどのくらいが理想か?」「今より年収は下がってもいいのか?」など、事前に考えておくと相談がスムーズです。
窓口では、これらの情報をもとに求人を提案してくれます。
転職サイトやエージェントとの違いと使い分け
項目 | ハローワーク | 転職サイト・エージェント |
---|---|---|
利用料 | 無料 | 基本無料(一部有料もあり) |
求人数 | 幅広い職種・中小企業中心 | 特定業種・高収入案件に強い |
サポート | 地元密着・対面相談 | キャリアアドバイザーによる支援 |
向いている人 | 幅広く求人を見たい人 | 業種や条件を絞って探したい人 |
上手な使い分けのコツ(まとめ)
ハローワークと民間の転職サイト・エージェントは、どちらか片方に絞る必要はありません。
目的や状況に応じて上手に併用するのがベストです。
ハローワークが向いている人
- とりあえず求人情報を眺めてみたい
- どんな職種があるか知りたい
- 誰かと相談しながら決めたい
- 地元や中小企業で働きたい
転職サイト・エージェントが向いている人
- すでに希望の業界・職種がある
- 年収アップやキャリアアップが目的
- 応募・面接対策の支援がほしい
おわりに
在職中の転職活動は、時間のやりくりや情報収集に苦労することもあります。
そんなときは、ハローワークの無料相談や求人検索を活用することで、活動の負担を大きく減らすことができます。
転職サイトやエージェントとの併用で、選択肢の幅もぐっと広がります。
ぜひあなたに合った方法で、後悔のない転職活動を進めてください。
コメント